★病院に1億円超の支払い命じる
03月25日 18時41分

生まれたばかりの次女が脳に重い障害を負ったのは、病院の対応が原因だとして、両親が福岡市の
国立病院を相手取り損害賠償を求めていた裁判で、福岡地方裁判所は、両親の訴えの一部を認め、
病院に対し約1億3000万円の支払いを命じる判決を言い渡しました。

この裁判は5年前、福岡市中央区にある「国立病院機構九州医療センター」で、次女を出産した
30代の母親が、出産から10時間後に行った授乳の最中に、次女の心肺が停止し、その後、
脳などに重い障害を負ったのは、病院が十分な経過観察をしなかったのが原因だとして、
約2億3000万円の損害賠償を求めているものです。

25日の判決で、福岡地方裁判所の平田豊裁判長は「鎮痛剤の影響などで、母親の意識が
もうろうとしていたのだから、病院は次女を母親に預けた後、経過を観察する義務があった」
と指摘しました。

その上で「1時間20分にわたり、一切、経過観察をしていなかったのは義務違反と言わざるを
得ず、それを果たしていれば、重い障害を負う結果を回避できた」として、両親の訴えの一部を
認め、病院側に約1億3000万円の支払いを命じる判決を言い渡しました。

判決の後、原告の両親が福岡市で会見を開きました。
この中で母親は「子どもが元の状態に戻るわけでなく、つらい日々が続きますが、少しは報われた
と思います。同じような苦しい思いしている家族が、25日の判決で少しでも良い方向に向かって
ほしいと思います」と話していました。

一方、被告の国立病院機構九州医療センターは弁護士を通じて「判決は、産科医療の現場に不可能を
強いるものであり、到底認めることはできない」というコメントを出し、ただちに控訴する方針を示しました。

http://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20140325/3019211.html


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