戦艦「大和」と運命ともに…伊藤司令長官しのぶ

太平洋戦争末期の沖縄水上特攻に出撃した戦艦「大和」が撃沈され、乗艦していた
福岡県みやま市高田町出身の伊藤整一・第2艦隊司令長官(1890~1945年)
が戦死して69年になる7日、大牟田市岬の墓所で墓前祭が開かれ、約100人が
参列して黙とうをささげた。

墓前祭は、隊友会みやま支部(久保田匠支部長)が毎年4月7日に開いている。
今年は、伊藤長官の海軍兵学校の後輩になる渡辺浩さん(87)(福岡市中央区)
が参列者を代表してあいさつし、同期の士官候補生約40人が沖縄への出撃直前、
伊藤長官の命令で大和から降りた逸話を紹介。「自らは死を覚悟し、若者に生きる
道を示した結果、後の復興のための人材を残してくれた。冷静で、また温かく、
誠実な人だった」としのんだ。

 ◆みやまでも集い◆

この日は、みやま市の交流施設「まいピア高田」で、伊藤長官をしのぶ集いも
初めて開かれた。

 交通の便が良く、墓所より多くの人が入る会場で、故郷の先人をより広く
知ってもらおうと、隊友会と同市などの有志でつくる「大和さくらの会」
(岡部挙あぐる代表)が企画。旧海軍兵学校のレシピを元にした海軍カレーの
会食会などがあり、約300人が参加した。(小川紀之)

http://www.yomiuri.co.jp/national/20140407-OYT1T50133.html?from=ytop_ylist


あなたはご本人様でいらっしゃいますか~動的平衡の中で考える (未来授業~明日の日本人たちへ~)
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