タケノコ盗掘、相次ぐ 「成長見守って」仙台・泉の七北田公園
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201405/20140508_13036.html

仙台市泉区の七北田公園で竹林のタケノコの盗掘被害が相次ぎ、
管理する市公園緑地協会が困っている。立ち入り規制のロープを張ったり看板を立てたりして、
タケノコの保護を呼び掛けているものの、効果は限定的で被害は絶えない。
協会は「市民の良心を信じたい」と切に願う。 「見てください。この無残な姿を」

 七北田公園都市緑化ホールの鎌田和男館長の案内で公園南側の竹林を訪れると、
タケノコが採られた跡が無数にあった。足で折って採るのか、切り口は鈍く、周辺にはむかれた皮が捨てられていた。
 鎌田館長によると、昨年までも春にタケノコの盗掘はあり、
ことしは初めて現場に看板を立てるなどの予防策を取った。
 しかし被害はなくならず、先月末には通り掛かった男性が盗掘中の女性を見つけ、
緑化ホールに引き渡した。女性はタケノコを4、5本持っており、職員が二度としないよう諭して帰した。
 別の日には、公園そばの七北田川河川敷でタケノコを焼いてバーベキューをしたとみられる跡も見つかった。
 都市公園法は公園の竹木の伐採や植物の採取を禁じている。
七北田公園では竹林を育てている最中だが、タケノコを採られると竹が育たなくなってしまうという。
 「ロープで規制するなどというのは最後の手段で寂しい限りだ。
本当は豊かな自然を間近で観賞してほしい」と鎌田館長。
「四六時中、監視するわけにもいかない。
タケノコの成長を温かく見守ってほしい」と話し、良識ある行動を呼び掛けている。


情熱の残り火 (ハーレクインコミックス)
情熱の残り火 (ハーレクインコミックス)